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reason * [memorandum+]

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shoren-in monzeki, kyoto

久し振りに、休肝日を作ってみる、その理由 *

だいたい、先週中から少し風邪気味っぽいうえ
「事件」直後も、あんなに出血していたのに
ワインやモルトを、ガブガブやっていたから
アルコール依存症に、他ならないけれど

これを、日常的過重ストレスのせいにしようとも
誰もが「+kさんって、ストレス、あるの?」
と、質問されるようなキャラクターだから
(まぁ、その通りですが)嘘も、つけない

さておき「事件」といっても、恥ずかしいだけの話
挿歯ベースの歯が砕けたから、切開抜歯、縫合
それだけの話なのだけれど、それが、まさか
いやいや、まさか・・・
「串カツ」を食べていて起こっただなんて
それも、串カツの「竹串」を、思い切り噛んで
割れたなんて、ひとには恥ずかしくていえない
いえない、いえない、絶対に+

仮歯は血で染まり、痛み止めの薬は、いい歳して
ちょっと、いけない僕を、呼び起こすし、もう
格好悪いにも程がある・・・でも、これが現実

折角のレセプションパーティーでも、珍しく
口をキュっと閉じて、あまり多くは語らず
赤ワインを上品に飲み続けてる僕、性じゃない
でもしょうがない、まったく・・・これが現実

「いったい、何を、どうやって噛んだのか
医療職者として聞きたいところだけれど・・
まぁ、御身体、無理なきよう・・・御大事に」

ここは天下の台所、これからは、忘年会の季節
まだまだ、ありそうだけれど、「2度漬け禁止」
もう2度とないように、今日だけは、休肝日



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memory in spain * [memorandum+]

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sky, way home

マンダリンオリエンタルホテルの、Bankers Barで
素敵なnさんと一緒に、楽しく飲んだこと
ミシュラン * 元「エル・ブリ」シェフの「Neichel」で
お腹いっぱい、美味しい料理とワインを頂いたこと

バルセロナでの、めくるめく8日間の記憶は、本当に
あのプレゼンテーションも含めて、「人」的奇跡だった
情報系は、自称スペイン・オタクのeさんにいただき
友人系は、教え子なのにいつも世話になっているy君
また気を遣ってくれて、素敵なひとを紹介してくれた
更には、天使や三蔵法師も現れて・・・縁に、感謝 *

あとは、一緒にプロジェクトを担当したt君
プレゼンテーション資料を、一緒に作ったm君
出発前雑務をてきぱきと、こなしてくれたfちゃん
何よりいつも、僕の支えの、s.k.m.t.r...
感謝には、きりがないけれど・・・

僕は元気です *

そして多分、少し成長して、帰ってきました
「頻繁に国際電話があった」次の作品も、キテマス!
乞う御期待、+その作品引っさげて、勝負かけますね
という訳で、また会いましょう「バルセロナ」で是非

おしまい




more memory *


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pleasure days 4 * [memorandum+]

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Sagrada Familia, Antoni Gaudí

コロニアグエル駅
そこには、誰もいなかったし、誰も降りなかった
スペインの肌寒い初冬の空は、青くて透明だった
僕は工場の壁伝い、あの古城を横目に林を歩いた
ガウディの最高傑作ともいわれる
「コロニアグエル教会地下聖堂」に着いて
もう一度、自分の手をみつめた
カメラを構える前に「自分の目」で見ることを
僕は、忘れていなかった


サグラダ・ファミリア駅
戻って、地下鉄を降りたら、ひとごみだった
覚悟はしていたから、驚きもなかった
ブロック2角を曲がるくらい、並んでいたけれど
僕はヘッドフォンもせずに、環境音に浸っていた
天井が「もちろん」あって、内部は礼拝堂として
使えるくらいに、できあがっているなんて
あのひとが生きていたら、みせてあげたかった
僕は、もう、忘れかけていたけれど


言葉を失う空間
忘れられる時間

more Gaudí *


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pleasure days 3 * [memorandum+]

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W-hotel, barcelona

「バルセロナ・ファイブスターホテル・情事」*
と、書きたいけれど・・・「事情」です、はい

まず、最初3日間の「プレゼン合宿場?」の
「AC・バルセロナ」ホテル、デザイン的には
かなり有名で、僕も書籍では目にしていたけれど
サービスレベルや、客室の使い勝手の悪さを
運悪くも逆に、浮き出させていたのかもしれない
もっとも、合宿状態の僕には、暗すぎる以外
たいした問題では、なかったのですが・・・

という訳で、さてさて、快楽1日目
まずは、気持ちを入れ替えたいので
遊びゴコロ満載「W - HOTEL」

2009年竣工、半島の先に聳え建つ
R・ボフィル設計の建築からして「W」らしい
シチュエーションが伝わってくる客室も・・・
部屋の真中に、光り浮いているベッドが、どーん!
窓際には、おおきなソファに、カクテルセット
床まである窓からは、地中海が果てまでも
多分、泊まった4つのホテルの中で、いちばん
孤独に泊まるには、似合わないホテルだったと思う

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[ W ] bed room

BCN-W.jpg
[ W ] plan

+

2日目は、「リッツカールトン・ARTS」ホテル
ここも、海岸沿いに建っているのだけれど少し郊外
リッツにしては、モダンデザインでの解答で
流石、サービスも、客室のプランも正当で上質
こういうところに、連泊しないで、毎日毎日
ホテルを変える僕は本当、もったいないオバケ

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[ Ritz Carlton Hotel ARTS ] bed room

ARTS-BCN.jpg
[ Ritz Carlton Hotel ARTS ] plan

+

最終3日目は、まだ竣工してから1年も経たない
P・ウルキオラ女史デザインで、話題の最新作
「マンダリン・オリエンタルホテル・バルセロナ」

カサ・ミラや、カサ・バトリョのある通りに面する
エントランスからのアプローチは、吹き抜けを渡り
やれやれ・・・ため息が出るくらい、格好良かった
僕の部屋は、標準タイプではなかったから、余計に
女性視点のリビング感あふれる、素敵な横長の客室

そのソファで、素敵な女性と、音楽の話をしながら
一緒にシャンパンを飲んだとか、飲んでいないとか
「いつの日か、別の日か」、語ってみたいものです

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[ Mandarin oriental barcelona ] bed room

mandarin-BCN.jpg
[ Mandarin oriental barcelona ] plan



さてさて、いよいよ「快楽編」も終焉近く
サグラダ・ファミリア教会、コロニアグエル教会
元エルブジのシェフ、ミシュラン星付レストラン
そして最終日、素敵なワインバーでの・・?・?

快楽編は、もうちょっと、つづく
いつまでも、続いて欲しいくらい




more hotel *


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pleasure days 2 * [memorandum+]

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Sagrada Familia, Antoni Gaudí

「こっちに行け!・・・写真はだめだ!」
武装警官が容赦なく、警棒で押してくる
ただ僕は、偶然居合わせているだけなのに
デモ隊と一緒に、道路の隅に、追いやられる

何となく、雰囲気で、予想はしていたけれど
ニュースも、ろくに見ていなかったので・・・
「ローマ教皇 @ サグラダ・ファミリア教会」
そのため、街中厳戒態勢、らしい
職務質問、交通規制、そして反対派のデモ隊
ヘリコプターが旋回し、物々しい雰囲気だけれど

僕は昼からCAVAを飲みすぎて、いい気持ち
だから、気にしない、気にならない、快楽主義 *

2日間教会は見学不可なら、月曜にみればいいし
コロニアグエル教会にも、行けるようになるやん
今日はAタピエス美術館と、ガウディ巡礼かなぁ
さらには、友人の友人K氏に会うのが楽しみやわ

僕の快楽+楽観主義具合ったら、権力にも
政治にも、負けないくらい、どうしようもなく

ジャウマプリメ駅で、待ち合わせ
うちの事務所HPを、事前に教えていたので
恥ずかしいけれど、顔は解ってもらっていたから
直に見つけてもらって「こんばんは!」

縁×縁、信頼できるひとのつながりに、安心感
K氏は、人懐っこい笑顔で、話しかけてくれる
うれしくて、つい、ワインを飲みすぎたよ
thanks *

ホテルは「W−HOTEL」
明日はリッツカールトンの「ARTS」
いよいよ、あと2日
まだまだ、ワインの本数は増えるばかり

つづく+


more Gaudí *


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pleasure days 1 * [memorandum+]

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wall of museum, barcelona

眩しい、地中海の砂浜をゆっくり歩いて
モンジュイックの丘へ、土曜朝一番のり
フニクラに乗って、大好きなミロ美術館へ

中庭のテラスで、生ハムサンドと、白ワイン
いつだってアナログな僕は、大切な人たちへ
「絵葉書」を数枚書いてから、メールをして
おかわりの白ワインを頼んで、いい気持ち *

そのまま、ミース・ファンデルローエ設計
「バルセロナ・パビリオン」へ、向かう
10年振りだね、かっこ良よすぎるよ、ミース+
どきどきして、興奮して、そして、落ち着く空間

モデルニズモや、磯崎新さんの作品を横目に
ジャン・ヌーベルのタワーまで、足を伸ばし
Rマイヤーの「バルセロナ現代美術館」で、どっぷり

「4cats」でまた、CAVAを飲んだから
夜は20時まで、ピカソ美術館で、まったりと
「ドガとピカソ」の企画展も、なかなか興味深く

市場にあるタパスのお店に、遅くから待ち合わせ
建築家たちと5人、ワインで一緒にお喋り

「ワインと美術と、建築 」他に何が要るのだろうか?
いや、僕は・・・(音楽と、女の子!)と、いいかけて
ココロの中でこっそり、アルコールで溶かしながら
快楽初日、それでも大満足の中、スタートした *

快楽編・つづく

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mediterranean sea

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me

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museum of marine

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museum, fundació Joan Miró

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barcelona pavilion, Mies van der Rohe

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barcelona pavilion, Mies van der Rohe

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torre agbar, Jean Nouvel

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wedding flower

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casa camper hotel

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barcelona museum of contemporary art, Richard Meier

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barcelona museum of contemporary art, Richard Meier

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" 4-cats " cafe

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museum Picasso

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pleasure sky *



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presentation @ spain 3 * [memorandum+]

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beer, barcelona

「食器のデザインもしている、と言われたけれど
家具や照明のデザインも、あなたがしたものか?」
「はい、グラフィックも、私がデザインしています」

最初の質問には、なんとか、答えられた
ただ、感想と質問が、混じって話されるので
どこからが、質問に変わるのだろうか、と
ヒアリング集中力3103%、耳は、ダンボ

「・・・中央2層吹き抜けの・・・構造は、建物の
あなたは・・・両サイドの・・・高さ・・・設計を
計画段階で・・・ビル・・あなたは・・・ですか?」

理解不能・・・パニックになりそうだった
血液が、逆流しているように感じるくらい
冷汗もでなかったし、きっと笑顔は消えていた
でも・・・少し、間をおいて、ゆっくりと

「私の英語は、充分ではないので、うまくは
答えられないとは思いますが・・私の思うに・・」

その時だった・・・
「私が、通訳をしましょう *」

バルセロナ、世界の舞台で、恥ずかしくも困っている
銀髪の悟空を、白髪眼鏡の三蔵法師が、救ってくれた
「でも、審査員も訛りが酷くて、聞き取りにくいね」
と、こっそり日本語で、ユーモアと、ウインクまで

それから、2・3の質問は問題なく解答し、終了
10分間の質疑応答という、僕の拷問的修羅場は
もう一度の大きな拍手のなか、幕を閉じた

全てが終わり、ココロは晴れやかではあったけれど
英語力の稚拙さに、悔しく、やはり落ち込んでいたら
「お疲れ様でした、気持ちは解りますが
語学力コンペじゃないから、気にしなくていいよ」

そのひとことを聞いた瞬間に、やっとスイッチが入り
涙も、溢れてきた・・・ありがとうございます
いつだって、誰かに支えられている、この僕の全てに
遠くから応援してくれているすべての友人たち、家族
結果を楽しみにしているスタッフたちに、感謝を *

3日間の長い戦いは、終わった
地中海は輝き、空は青く、ウェイトレスの瞳は美しく
ビールも、CAVAも、やっとアルコールの味がした
お疲れ様、僕 *

さてさて、僕はこの瞬間から
+k、君とは、しばしお別れかな
贅沢ホテル三昧+グルメ地獄+アート・建築天国
そして、何より初めてのひとに会う約束、2つ
破廉恥なスペイン劇場は、もうひとつの幕を開けた

ここから「快楽編」に、つづく

PS: とかいいながら・・・
ライバル作品たちの、プレゼンテーションを
真面目に、最後まで、すべて傍聴してから
飲みに行ったことを、一応追記しておきます



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presentation @ spain 2 * [memorandum+]

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front of my hotel, barcelona

- invitation to the special restaurant -
「特別なレストランへの、御招待」

プレゼンテーションの始まりは、こう *

「ここから、飛行機で、14時間
“わざわざ、出かけて行く価値”のある
レストランが、ここにあります」

地球の衛星写真の上、飛行機の赤いラインが
バルセロナから日本まで、スーっと引かれる
「いらっしゃいませ、レストラン“***“へ」

始まりは、概要説明でも、数値データでもなく
コンセプトでも、設計条件でもない
僕は、初めてのゲストをもてなす「案内人」
レストランのサービス・スタッフになりきり
ミシュランの言葉を引用した、ユーモアのある
招待エスコートを、それも、世界のこの場で
やってみたかったのだ(まったく、僕ったら!)

作戦は、概ね成功 *

3人の審査員も、くすりと、笑ってくれた
ただ、僕はやはり、緊張していた
ゼスチャーも、きっと控えめだったろうし
全文暗記してしまったせいもあり、一度
飛んでしまって、少し噛んでしまった・・・

それでも、何とかプレゼンテーションは
無事終わり、締めの言葉はもちろん、こう

「ありがとうございました *
またの御来店を、心からお待ちしております」

聴衆からの、笑顔と拍手が、兎に角うれしかった
支えてくれたひとたちへの感謝で涙がでそうだった

でも、そんな気持ちも束の間、ここからが
本当の難関だとは解っていた、そう「質疑応答」の時間

どんな質問が来るのだろうか、聞き取れるだろうか
ほんの20分間なのに、もう地球は3回も周っていた
そう、僕の精神的には・・・

つづく



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presentation @ spain 1 * [memorandum+]

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stage, barcelona

飛行機の中でも、何度も何度も、練習をした
どうかしている、と思われるくらい、珍しく
映画も、ワインも、睡眠も控えて、ただひたすら
僕は、そのためにバルセロナに行くのだから・・・

何とか原稿用紙2枚分の英語を暗記して、初めて
ホテルで、鏡に向かいスピーチの練習をしてみた
いい歳して、銀髪に(勝手にだけど)染められて
バルセロナのこの国際的な場に、居るというのは
如何なものかと、鏡をみて再確認してしまう

でも一応、世界の9件に選ばれたデザイナーにも
こんなひともいるのだ、もう、しょうがない
オトコマエでもないし、銀髪だし、破廉恥だし
アル中だし、英語もろくに話せないけれど(酷!)
多少、根は真面目?な、僕は存在するのだから

他のカテゴリーのプレゼンテーションを参考に聞き
テンションが、エレベーターのように上下する
スタッフや大切なひとたちの期待が、胸を廻る

いよいよ、プレゼンテーション当日の朝
パワーポイントのテクニカルチェックを終え
いざ、出陣 *

僕は、和製ジム・ジャームッシュになりきって
少し通常じゃない演出を盛り込み、ずっと笑顔で
折角だからと、世界の舞台にチャレンジをしかけた

つづく

+

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from kyoto * [memorandum+]

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sky, from KLM

DEAR +k
ただいま *

残念ながら・・・無事、帰ってきました
話したいことが、いっぱいあるから
しばらく、付き合ってね

多分、君もいま頃は、溜まっていた仕事で
いっぱいだろうから・・・ほんと、ゆっくり

僕の時計も、どうやら
不思議なまわりかたを、はじめたようだから

林檎のなかで、ゆっくりと
君と一緒になる前に*

しばらく、つづくね


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